太陽光発電でECO

太陽光発電とは

太陽光発電とは、ソーラー発電とも呼ばれていて、太陽電池を利用し、太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式です。再生可能エネルギーの一種であり、太陽エネルギー利用の一形態になります。 導入費用が高めな代わりに、昼間の電力需要ピークを緩和し、温室効果ガス排出量を削減できるなどの特長を持ちます。近年の競争によって性能が向上し、設置や保守が容易であるなどの利点や、低炭素社会の成長産業としての将来性を買われ、需要が拡大しています。

太陽光発電のECO効果

光熱費の削減

太陽光発電を導入することによって、光熱費削減効果が望めますが、「電気+ガス併用⇒太陽光発電」と「オール電化仕様⇒太陽光発電」では、光熱費の削減効果が大きく違います。 一般的には、「電気+ガス併用⇒太陽光発電+オール電化」の場合は現状の光熱費を8割程度削減できますが、「オール電化仕様⇒太陽光発電」の場合だと、現状の光熱費から4割程度の削減になります(住まい環境によって違います)。 いずれにせよ太陽光発電システム導入により、光熱費を大幅に削減することは可能です。

環境貢献(地球温暖化対策)

地球環境の悪化と化石燃料の枯渇
地球温暖化や酸性雨などの影響により、地球環境は急激に悪化しています。
環境悪化の要因としてあげられるのは、石油などの化石燃料の大量消費(二酸化炭素や、硫黄酸化物・窒化酸化物などの汚染物質の大量排出)です。このまま温暖化が進むと2100年までに平均気温が最大で5.8℃、海面も最大88cm上昇するといわれています。
また、温暖化による環境悪化だけでなく、エネルギー資源の枯渇も深刻な問題となっているのです。このままのペースで化石燃料を大量に消費していくと、石油が約40年、天然ガスも約60年で枯渇してしまうかもしれません。

太陽光発電はクリーンエネルギー
地球環境の悪化や化石燃料の枯渇が問題になっている中、資源の制約や環境負荷が少ない太陽エネルギーは、これからの生活に不可欠なエネルギーとなっていくと期待されているのです。
無限でクリーンな太陽のエネルギーは、1時間で世界の年間消費エネルギーの1年分に匹敵する注目の新エネルギーになります。太陽光発電システムを導入することによって、地球環境の悪化を抑え、化石燃料に変わる代替エネルギーです。

遮熱効果

太陽電池を屋根に設置することによって、二重屋根となり夏場の屋根の温度上昇を抑えられます。これにより室内の冷房効果が上がり電気料金の節約になります。屋根環境により、屋根温度が10℃~30℃ほど下がるのです。

太陽光発電導入による省資源効果

太陽光発電を設置することで、省資源効果が得られます。例えば、3kW太陽光発電システムを設置した場合、1年間の発電量(約3,000kWh/年)で 原油換算すると、約40缶/年(730リットル)の石油資源を節約できることになります。

CO2削減効果

地球温暖化を防止するには、家庭におけるエネルギー消費を効率的にして、CO2排出量をできるだけ少なくすることが必要になります。 例えば、太陽光発電3kwを設置した場合、540kg-c/年のCO2を削減することができ、これを杉の木に換算すると142本分のCO2吸収量と同じです。

オール電化との相乗効果

太陽光発電のみを設置するだけでも、光熱費の削減が可能になりますが、オール電化と組み合わせることによって、さらに光熱費の削減に効果があります。
オール電化は、深夜は電気料金が安く(7円)、昼間は割高(27円)の電気を買うという特徴があり、太陽光発電は、太陽の光がある日中に発電し、多く発電した分は売電し、発電できない夜は電気を買うという特徴があります。
つまり、太陽光発電とオール電化を組み合わせる事で、お互いの長所をいかして短所を補うということになります。

①日中の電気料金単価が高い時間帯は太陽電池で発電した電気を利用。
②夜間の安い電気料金単価の時は電力会社の電気を利用。

これによって相乗効果が生まれ、電気料金の削減が可能になっていくのです。一般的には、太陽光発電を設置することで約40%の削減、さらにオール電化にすることで約40%の削減となり、トータルで約80%の電気代を削減することになります(住まい環境などで、若干違います)。